タナカでヨゴシ

お天気がいいのでチェストリグとソフトアーマーのウエザリングをしましたよ。

まずは全体にヤスリをかけます。
このとき強い味方はエレキのサンダー。ぶぃ~んと全体に軽く這わせつつ、主にポーチや金具、ファスナーなどのカドカドは重点的に。
けっこうテケトーに乱暴的にサンディングしていきますが、縫製をすり切ってしまわないようにだけは十二分に注意します。
あんまりやりすぎると穴が開いたりと取り返しがつかなくなっちゃいますのでサンダーはいい加減なところで切り上げて洗濯しますの。
漂白系の洗剤やらソフナーやら、場合によってはクレンザー系の台所洗剤なんかもたっぷりと放り込み、洗濯機の目盛りを「いっちゃん乱暴」に合わせて思いっきりもみくちゃにしてやります。
※注1:洗濯機によってはクレンザー類を使うと故障の原因になるかもですので全然お勧めしません。
※注2:洗剤でなく本格的な漂白剤を使うと、白っちゃけすぎてしまいがちなので全然お勧めしません。

脱水が終わってまだ濡れているうちに砂埃な土埃な泥まみれな汚しを“描いてやる”です。
絵の具はこれ。『砥の粉』です。トノコ。「タナカ」を口とんがらかしてこぢんまりつぶやくと「トノコ、、、」と聞こえますがこれはタナカではありません。
もしくは「トノコ」をかっこよくガイジン風に晴れやかに言い切ると「タナァカ!」と聞こえますがこれはタナカではありません。
ホームセンターなどの木工塗装材コーナーに400円位で売ってます。


トノコをテキトーに手にとって、まだ濡れているチェストリグに“汚れの絵を描くように”手の平や指先を使ってすり込んでいきます。
このときヨゴシ具合をネットや雑誌のミリフォトを大いに参考にしてめっちゃ真似するとうまくいい感じに仕上がることでしょう。
トノコは乾くと白っぽくなりますのでそれを見越して、少し派手目かな?と感じるぐらいに乗せてやるのがちょうどいいと思いますよ。
また、昔ながらのジオラマモデラーな貴公などトノコを汚しネタとして使うことに慣れてる方は水で溶いて刷毛で乗せていくのもよいかもですなー。

おおかた全体にすり込んだら、毛足の硬いブラシを使ってダマになった部分をつぶしたり馴染ませていきます。
このとき同時に、リグやポーチやパッチの生地を引っ掻くようにして適宜毛羽立ちを誘います。とくに新品のパッチには絶大な効果を発揮しますよ。

よく天日に干した後、もう一回全体にブラシかけたり叩いたりして、大げさ過ぎた箇所を馴染ませたら出来上がりです。
まだ一回しか実戦投入していない新品同様なのにそこそこ使い込んだかのようにこなれて馴染みよくなりました。