ハートロッカー
映画「ハートロッカー」を観てきました。
【!!ネタばれ注意!!】
ラストシーンに関しての記述があるので一部読みにくくしときます。
読んでもよい方は選択反転させてくださいな。
(衝撃もどんでん返しも無いラストなのであんまり隠す意味も感じないですが一応)
2004年のイラクでの米陸軍ブラボー中隊に赴任してきたジェームズ軍曹の、任期38日間の爆発物処理班としての仕事現場のお話です。
映画紹介などでは“爆発物処理班の38日間”という書き方のものが多いですが、あくまで視点はジェームズです。
ジェームズの今回の赴任地はイラクに駐屯するブラボー中隊で38日間。
映画の大部分はこの間のジェームズの毎日の仕事っぷりを淡々と描きます。
やがて任期を終えて家に帰り親子3人の日常を少しの間過ごしたらまた単身赴任するジェームズ。今度はどこだかのチャーリー中隊で1年間(字幕では「360Days」)、、、、。
今日も今日とて防爆スーツを着たジェームズが、照りつける太陽の中、乾いた通りを歩いて相変わらず処理に向かう後ろ姿に、単身赴任の身で毎日ルーティンワークに出る自分の背中が重なってぐっとくるラストシーンとなっています。
そんなこんなで、「これしか出来なくてこの仕事にひたむきに取り組む男」、「戦場で兵士だけどべつに学校で先生とか会社でサラリーマンと同じくここが俺の仕事の現場」、「爆弾処理男でも仕事が終わればウチ帰って家族とスーパーも行くさ」などなど『コラテラル』とか『ハンター』とかああいう系統から“娯楽”を取り去った感じな。
あと、夜のシーンなどで昔懐かしATG映画の空気が濃厚に漂っているのはなんで?と感じたのは私だけでしょうか?
、、、で、以下はRIOSKE的に気に留まった点、
好き者の偏見の重箱のスミっこもろもろ~ ヽ(`▽´)ノ
●映像作品としての嘘。
意図的な演出に違いないと思いますが、オプティック類を覗いた時のカットですべて、ダット、レティクルの類が省かれています。
“娯楽アクション”と差別化を図るための仕掛けのひとつとして、私は成功していると感じました。
武器のディテールよりもそのとき当人が見ている、見えている光景、心理状態、を表現することに重きを置いたのだと。
なので、1~2箇所“ダットサイトなのに拡大倍率”というトコロがあるのも“本人の頭の中での見え方”として許せちゃいます。これがダットが描かれていたら逆に気にくわなかったですよ。
●カコイイでぃす。
冒頭のシーンで登場するマット・トンプソン軍曹のグラブ、手の甲に名前のイニシャル「MT」が黒マーカーで手書きされており。
以前なにかの画像か映像で、オークリーのSIアサルトグラブの手首のところに血液型が手書きされてるのを見てさっそくマネしましたが、これもマネしたくなりましたりしましてん。(^^;
●ちょっとわかんない。詳すい方教えて~。
この映画、舞台は2004年となっておりますが、隊員の着ているユニフォームが1年早い気がしてならないのは私の無知でしょうか?
迷彩はもちろん、形もどうにもACUに見えるのですが、2004年てまだコーヒーDBDUの時代じゃなかったかと、、、? 私の勘違い?
●ベレッタ92。
ジェームズが使うセカンダリー、M92“SB”ですか~!?
じっくりアップで映ってしまうところへいまどきなぜ?
“趣味で防爆スーツのホルスターに入れっぱにしていた”設定とかでしょうか?
、、、無い無いヽ(`▽´)ノ
それとも現実に支給された中にはSBもあり得たんでしょうか?
、、、無い無、、、と思いますが?
はたまたホントは無いけど意図的に“娯楽との差別化のため”?カントク「こんなのハンドガンならなんでもいいのよ大事なのは“ハンドガン”という事実だけ、モデルはどれでもかまわない。」なんつって言ってたり?、、、だとしたらこれはちょっと意固地にやり過ぎな気がしますね。
“米軍の兵隊は角ばったトリガーガードのハンドガンを使っている”ことは、とくにマニアな人でなくても皆なんとなくイメージにあるはず。それをわざわざこのアップ長回しのときに何故?
トーラスのPT92あたり使ってくれたほうがまだ「映画だからね」と納得できた由。
●混ぜこぜ装備。
この爆発物処理班3人組のなかで、二人はM2ダットで、サンボーン三等軍曹一人だけACOGを付けてます。ACOGの支給が始まった2004年、この混ぜこぜはリアルですね。
“サンボーン一人だけ”というものにもうひとつ、M4A1のレシーバーが、彼のだけホワイト刻印のカスタムレシーバーに見えたのは私の気のせい?
また、混ぜこぜと言えば、ベストにつけているポーチ類、ACUのデジタル迷彩に混じってタン一色のもちらほら見えます。これも仮に2005年設定として見ればリアルですねー。
ただし、意図して凝ったのかじつは考証アバウトなのがいいほうに転んだのかはわかりませんでぃすが。ヽ(`▽´)ノ
●PMC像はなかなか。
この映画を観る前、事前情報の中に米兵がグロックをかまえているスチールがありました。米兵とグロックの組み合わせとはまたテケトーな?と思っていたら、PMC社員から取り上げたものでした。
他にも、PMC社員に関しては、現地調達の衣類、シュマグをまとっていたり、ワンタッチファスナーのスリングを使っていたり、RASにフォアグリ、ライトをつけたAK(MS?)を使っていたり、バレットなんか持ってたり、工具に気を使わないバカが居たり、金の計算が最優先だったり、最後はやっぱり軍に泣きつくんだよーだったり、、、と、PMCのホントのところを充分リアルに描いており。「PMCのホントのところ」テーマで別に一本撮れたりしそうだなーと。
、、、ということで。劇場へ観に行っても後悔はしない映画でいすよ~。
私の住む地域の映画館では”5月”公開という事なので観るのが楽しみです・・・。
私は今、ともおの父さんと同じく単身赴任の身となっております。
お母さんの運転でひょいっと来れるほど近くではありませんが。(^^;
ハートロッカーは、私が今住んでいる街でもやっておりませんで、
どうしても早いとこ観たかったので隣の市まで行ってきました~。
「仕事をしてるといろいろあるよなー、、、。」と、
観てよかったと思える映画ですよ。
気がしますw(自分が見てないだけですがw)
確かに92SBはどうかとwあと意図的なのか分かりませんが、
92SBが出てくる所のある兵士がM4構えるカットで多分裏焼き
使ってますね。(フォアードアシストノブが左に来てましたw)
PMC装備はかなりかっこ良いのですがM82の当り具合はどうかと
思いましたw
自分としても見て損無しの映画でしたw
おー!裏焼きはきづかなかったぁ~!(^^;
よく見てるねー。
オラぁSBばっかり気になっちゃって。
あとバレットか。
あのカートリッジ、「そういやナベちゃんに見せてもらったっけなー」
と思いながら見てたよ~。
距離どのくらいかはっきりわからないけど、馴れてないとライフルってけっこう当たんないよー。
オレ昔アメリカで、距離300m直径60cmの的にM700で6発中2発しか当てられなかった。(^^;
バイポッド無しの、積み上げた古タイヤでぼよんぼよんのアシストっていう条件だったけどね。
ホント、指先のほんの0コンマなんミリのぴくりが何十センチものズレになるかんじ。
知り合って間もないいち軍曹同士が組んだにわかスナイパーコンビとしては上々じゃない? (^^;
かと勝手に思ってますw
PMCの射撃もそうですが調整の仕方がスコープのミル調整とかしな
かったのと左右に大きく着弾がずれていたので気になっちゃいまし
てw
距離は850メートルとか言っていたような・・・。
バレットとドラグノフだとどっちが良くあたるんですかね?
DVDでたらそこら辺もじっくり見たいですね。
今度お会い出来る時(スコープお渡しする時ですかね?)は可能なら
SGFのバレット持って行きますよwエアコキブローバック味わってみ
てくださいw
うゎお!スモーキーズのって、10万だか20万だか30万だかするヤツか!?
見たい触りたい!!
しかし今度の帰国は時間とれるのが4日(日)か7日(水)のどちらかに何時間かだけなので、スコープ取りに行ってちょこっと話するぐらいしかできないかも~。(T△T)
詳しくは今週末ぐらいに確定すると思うので、そしたら携帯にメール入れます~。
バレットは、GWあたりに撃ちたいなー。